令和六年(2024)4月のバス見は三重県の城を訪ねます。今回の特徴は城と東海道を楽しむというもの。城好きの方も街道ウォーキングが好きな方も両方まるっと楽しめる内容です。その理由は今回訪れる3つのポイントはそれぞれ特徴があります。
・伊賀上野城(城)
・東海道関宿(街道)
・亀山城(城、街道)
最初に訪れる伊賀上野城は築城の名手・藤堂高虎が手掛けた城です。見どころは多く、その中でも日本の城でもトップクラスの高石垣は必見です。この高石垣は上と下から見比べてみます。城好きの方は要チェックの石垣です。
江戸日本橋から数えて東海道五十三次の47番目の宿場町・関宿は街道ウォーカーをうならせる宿場です。宿場を必要以上に開発せず、また電柱を埋めるなど景観に配慮した町並みは、まさにタイムトリップした錯覚感があります。
関宿と映画のロケ撮影村との大きな違いは、関宿は町として普通に機能しているということ。郵便局もあり薬屋もありカフェもある。もちろん景観に最大限配慮した造りになっています。また古民家や商家の中を見学できたり、レトロ感あふれる宿場内の店で買物ができたりと、ここでは自由時間を確保するので、自分の楽しみたい時間を楽しむ事ができます。
そして城好きと街道ウォーキングをダブルで楽しませてくれるのが亀山城です。亀山城は城下町に東海道を通しており、曲尺手や高低差を利用した作りを歩いて体感できます。
自然地形を利用して築かれた亀山城は、現在も整備が進められており、見る角度によってその堅固さを実感できます。これは二の丸を外から見た景観ですが、攻め手はこれをよじ登るわけなのでかなりキツイです。
城下町に東海道を通しているケースは多く、AWCの見学会で訪れた城だと静岡県の浜松市や愛知県なら吉田城や岡崎城、そして三重県は桑名城などがあります。亀山城も城下町に東海道を通しており、有事の際はすぐに防御できる仕組みがいろんな場所に配置されています。今回はそれらの史跡をマニアックに見てみましょう。
今回は昼食にすきやき膳を用意する予定です。これなら現地で若干ウォーキングがあっても大丈夫です。シッカリと食べておきましょう。
城巡りは1人で行っても楽しいものです。でもAWCの城好き、街道好きの会員、つまり同じ趣味の仲間とワイワイ過ごす時間もまた楽しいものですね。バス見の良いところは疲れたらあとは寝てても駅までちゃんと送ってくれるという点。城巡り、街道ウォークに集中できます。あなたのご参加をお待ちしております。
《伊賀上野城》
藤堂高虎が築いた、高石垣は、上から覗くと、その高さに足がぞわぞわしました。堀の外側から石垣を見上げ、上からとは、また違う迫力ある石垣を楽しめます。
《関宿》
宿場の町並みが残っていて「わぁ〜」と感動。昔の雰囲気を味わいながら、歩けました。旅人も親しんだ、関宿名物の和菓子「志ら玉」は、甘さ控えめで美味しかったです。道の駅関宿でも買えます。
《亀山城.亀山宿》
歴史博物館の復元ジオラマは、亀山城.城下の高低差がとてもよく分かりました。その上で、亀山宿を歩くと、寺(実は…?)の建っている場所など、地形が上手く使われているなぁと、実感します。(A)
伊賀上野城の高石垣は藤堂高虎設計!見上げてため息、見下ろして足ガクガク、現地でこそ味わえる感動。東海道関宿では東西追分で地形の高まりを感じ、電柱地中化された往時の景観に惚れ惚れ、素敵なカフェも。
亀山城・亀山宿では、まず博物館のジオラマを見ると地形を利用した城と街道一体化の街作りが一目瞭然。防御の凄い工夫も。戦国時代の緊張感と平和な江戸時代の街道の組み合わせが絶妙な大満足歴史フルコースの一日です!(Y)
【日にち】
【出発場所と時間】
名鉄・知立駅北口 午前7:50
【解散場所と予定時間】
名鉄・知立駅 午後6:00くらい
【定員】24名
【持ち物】 筆記用具
【参加費】12,000円
【締切】 満員御礼!
※通常見学会に未参加の方は応募できません
※ 小雨決行です。中止の時はメールで連絡します。