令和六年(2024)5月の見学会は、三重県桑名市の伊勢 桑名城と東海道桑名宿そして周辺史跡を巡ります。通常見学会で県外の城へ行くのは珍しいですが、集合場所である桑名駅は名古屋駅から電車で30分もかからない距離なので簡単に行くことができます。
桑名城は伊勢湾の海水を堀に引き入れた城で、この事から水城といわれています。この水城は愛知県や岐阜県には無いので貴重な遺構を見ることが出来ます。
例えばこれは城内にある神戸櫓跡。三重県鈴鹿市にかつてあった神戸城の天守を移築して櫓にしたので神戸櫓の名前が付きました。
パッと見、水に浮かんでいる小島に見えますが、これは周辺を水掘で取り囲んでいるからそう見えるのです。このように城内に伊勢湾の海水を取り入れて防御に活用していた縄張りがよく分かります。
徳川四天王のひとり・本多忠勝は初代桑名藩主となり、この地で亡くなって浄土寺に埋葬されました。今回は本多忠勝菩提寺の浄土寺にも参拝します。
城内の水堀には創建当時の石垣、つまり本多忠勝が城主だった時代の石垣が残っています。この貴重な石垣もシッカリとチェックしておきましょう!
名古屋市熱田の宮宿にあった東海道・七里の渡の対岸が桑名の渡です。この東海道と海路を城内に取り込んだのが桑名城ということが分かります。
今回は街道ウォークーではなく城巡りですが、雰囲気が残る東海道桑名宿を一部歩きます。街道ウォーキングが好きな方は一部だけとはいえ、七里の渡の対岸にあった桑名宿跡も楽しめます。
【日にち】
【出発場所と時間】
桑名駅東口 午前9:30
【解散場所と予定時間】
京町見附跡(城下町の入口) 12:00くらい
※希望者はその後、桑名駅に引率します。
【定員】各日40名
【持ち物】 筆記用具
【参加費】2,000円
※非会員2,500円
※ 小雨決行です。中止の時はメールで連絡します。