2024年6月のバス見学会は織田信長が初めて合戦で火縄銃を使った村木砦の戦いの現場を信長公記に沿って見学します。
桶狭間の戦いの6年前、天文二十三年(1554)今川軍は織田の同盟者だった知多半島の水野氏を攻めるために、水野氏の居城・緒川城の目と鼻の先に村木砦を築きます。水野氏は単独で対抗できず信長に援軍を要請。信長は斎藤道三から兵を借りて救援に向かいます。
しかし今川氏に付いた寺本城(知多市)の花井氏が街道を封鎖。やむなく嵐の海を渡り翌日、水野軍とともに攻撃を開始。合戦に勝利した信長は涙を流して兵を慰労したと記録に残ります。
今回のポイントは織田信長の一代記・信長公記(しんちょうこうき)に記載がある現場をバスで巡る講座です。全国的に有名な信長公記ですが、巡る史跡は郷土史レベル。世間には知られていないマイナーな史跡の現地をたっぷりと楽しみます。
今回のコースにはマイナーな城跡が5つも入っています。全て個人で巡ってもよくわからない郷土史レベルの城跡を縄張り図を使いわかりやすく解説します。
郷土史の面白さは地元が分かるということ。車で何度も通ったことがあるのに史跡に気が付かなかった、知人宅の近くで知っている場所なのに城や史跡があることには気が付かなかったなど、驚きもまた歴史との出会いの楽しみのひとつです。
愛知県の城跡、史跡はAWCが最も得意とする領域。だから今回のバス見はいろんな史跡をツマミ喰いしながら歩きます。横道に反れる脱線が多いということ。村木砦の戦いとは直接関係ない史跡も訪れたりします。でも歴史はつながるものなので、今回脱線で訪れる史跡も今後、あなたの史跡巡りに大いに役立ちます。
今回も食事付きのバス見です。食事時間はちょっとした休憩でもあり、参加者同士で意見交換もできる貴重な時間です。地元で人気の飲食店で席を確保しました。食事の時間も楽しみましょう。
今回のバス見も愛知ウォーキング城巡りクラブ(AWC)のプライベートバス見です。つまり会員の方が参加する城旅なので、マニアックな人達に囲まれて巡るというのがポイント。現地での歴史談義の時間も許す限り確保しておりますので、同じ趣味の城マニアの皆さんと思いっきり現場を楽しむことができます。
21歳の信長が、今川軍と戦った「村木砦の戦い」!その戦いに関連する場所やマニアックな史跡を巡ります。
「ここまで海だったの?」
「この場所から信長は村木砦を見ていた?」など
当時の地形、高低差を体感できると思います。そして、ひで先生の「ここではマイク切ります」の小声トークもありそう。お楽しみに!
殿(しんがり)役員 A
【日にち】
【出発場所と時間】
名鉄・知立駅北口 午前8:50
【解散場所と予定時間】
名鉄・知立駅 午後5:00くらい
【定員】25名
【持ち物】 筆記用具
【参加費】10,000円
※通常見学会に未参加の方は応募できません
※5月12(日)のしゃべり場で先行予約受付します。
※ 小雨決行です。中止の時はメールで連絡します。
※このほか、順調に行けば隠し玉の史跡があるかもしれません
※募集は6月上旬頃に行います。